鎌倉時代、この地には綾井城なる城があった。戦国時代に戦火に見舞われた際、城主は近くの寺に逃げたがそこにも火が広がり、家来の一人が本尊の阿弥陀如来を背負い寺を脱出。しかし敵に囲まれ、背負った仏像とともに城の濠に身を投げ亡くなった。数年後、綾井城跡の近くに住んでいた玄誉上人の夢に阿弥陀如来のお告げがあり、城跡の濠を探すと黄金の仏像が見つかった。上人は城跡に寺を建立し、阿弥陀如来を祀ったのが專稱寺の始まりと伝えられている。
【ご注意】このページは「南大阪のお寺めぐり (2023年10月発売)」掲載当時の情報です。
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