弥生時代中期紀元93年、五穀豊穣・国土開発を祈り祀られた。かつての社域は現在の5倍(11,000坪)と広大だったが、第二次世界大戦時、佐野陸軍飛行場建設のため、現在地へ遷座し規模も縮小。主な祭神は、大国主命・蟻通明神で、国土開発・五穀豊穣・智恵・孝行の神として篤い信仰が寄せられている。平安時代、紀貫之が下馬せず神社を横切ったため、馬に神罰が下ったことで貫之が謝罪の歌を詠み、歌徳説話に記載された。また、清少納言はその縁起について『枕草子』に記し、世阿弥が謡曲「蟻通(ありどおし)」に仕上げたことが、神社が広く知られるゆえんとなった。
基本情報
詳細情報
- ご祭神
- 主祭神は大国主命、蟻通明神
- 創建
- 開化天皇の御代 (伝承)
- 社格
- 旧郷社
- 本殿の様式
- 一間社隅木入春日造り(国登録有形文化財)
- 札所など
- 無し
- 文化財
- ・本殿、舞殿、絵馬殿など11の建造物が国登録有形文化財
・泉佐野市指定文化財として、三十六歌仙図絵馬、神馬図絵馬など - 例祭
- 10月第二日曜
- その他