天台宗の観音霊場として応永30年(1,423)に創建されたが、応仁の乱で廃寺となった。弘治元年(1,555)萬部院日誠上人が身延より来たり、法華経の道場として寺号は慈眼寺を継承し開基した。日誠上人は徳川家康公側室養珠院お萬の方(蔭山殿・紀州水戸初代の母君)の祖父に当たり、参勤交代の時には道中安全祈願所とされた。寺内に鬼子母神・大黒天・三十番神・妙見菩薩等諸神を祀るが、特に大黒天は戎(えびす)町にある所から「えびすの大黒さん」として親しまれている。
基本情報
詳細情報
- ご本尊
- 大曼荼羅
- 創建
- 応永30年(1,423年)
- 山号
- 妙忠山
- 宗派
- 日蓮宗
- 開山
- 萬部院日誠
- 開基
- 萬部院日誠
- 札所など
- 文化財
- 準宗宝指定 身延山20世日重、21世日乾、22世日遠、各上人曼荼羅、身延山図解六曲屏風
- その他